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コラム

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《春闘》

確定申告が終わり、ホッと一息の空気が流れる数日でしたが、
近年は5月の繁忙期に入るわずか1か月半を利用して税務調査が舞い込んできます。
私たちの事務所では4週連続で法人税・消費税等の調査に対応することになっています。
ホッとするのはもう少し先になりそうです。

さて、今年の春は久しぶりに「ベア過去最高」「春闘 最高ベアの波」など
「春闘」という言葉が新聞紙面を躍っています春闘は「春季闘争」の略。
かつては経営側と労働組合が全面的に対決姿勢で臨み、ストライキ突入もしばしばありました。
まさに「闘争」の名にふさわしい激しい時代。

しかし時代は変わり、今や日銀が掲げる物価2%アップの目標達成のために、
政府が経営者側にプレッシャーをかけて懸命に努力をする時代。
その結果自動車、電機といった輸出を牽引する大企業から
史上記録的なベースアップの金額が提示されています。
3月20日に連合が発表した2015年春闘の第1回集計結果は、
平均賃上げ額は7497円(賃上げ率2・43%)となりました。
(経営側から回答を得た798組合の数値)

日本の企業の内部留保(利益剰余金)は300兆円を超え過去最高額のポジションにあります。
国の年間予算が100兆円に迫る時代において大きな財源がここにあります。
仮に内部留保の1~2%を賃上げにより国民に還元されたとすれば
通常年の補正予算規模に相当する効果が期待されます。

国の財政が厳しい中、日本の企業者の舵取りが
経済運営に大きな影響を与えることが期待されています。
中小企業といえども例外ではありません。
少ない内部留保を工面して少しでも経済の支えになりたいと
志新たに経営に臨みたいものです。

P.F.ドラッカーの言葉
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未来は、利益の蓄積としての資本の力のよって築かなければならない。
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『企業とは何か』p.260

ナレッジアドバイザー 佐藤 等

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