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ナレッジメール便 【経営のヒント 333】

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◆ 経営のヒント~ドラッカーのナレッジ ◆      ◆◆◆
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◆◆◆                     ◆  ◆    ◆       第333号

今日も『マネジメント』<中巻>、「組織の基本単位」第42章から
お伝えします。

<ドラッカーの一言>
!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆
戦略を変えれば、必ず組織構造を
分析し直さなければならない。
!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆
『マネジメント<中>』 p.215 1973年 ダイヤモンド社

前々回は、「われわれの成果は何か」を問うことが重要であることを
指摘しました。そして前回は、「成果をあげるうえで必要な活動」=基幹
活動を具体的に明らかにする方法についてお話しました。
今日のテーマはその延長線上にある、成果をあげるうえで必要なもの
としての<目標の達成>と<戦略の成功>です。

前回は、事業のプロセスを入り口と出口(インプットとアウトプット)という
側面から基幹活動の本質にアプローチしました。今回は、
<使命→成果→目標→戦略→アクションプラン→予算→評価→使命>
と続く、事業を運営するためのマネジメントサイクルという側面から
基幹活動の本質にアプローチします。

このサイクルのうち成果と目標はある達成点を表しています。
これに対して戦略とアクションプランは行動を表しています。したがって
新規の戦略やアクションプランの採用や修正には、行動の変更つまり
活動の変更が伴う可能性が大いにあります。新たな活動を加え、
活動の順番を換え、成果のあがらない活動を廃棄します。
活動の組み換えと資源の再配分が戦略の本質です。

組織構造の分析とは、活動と人の変更、移動等に伴い基幹活動が
変更になる可能性を意味しています。クレームゼロという目標のための
戦略と新商品を主力商品に育てるという目標のための戦略とは、
自ずと企業行動のフォーカスが変わります。基幹活動の変更の
可能性が高いのは自明のことです。

さらにドラッカー教授はこう続けています。「戦略の変更なしに組織改革を
行うことは間違いである。あるいは、組織構造が初めから間違っていた
というべきである」と指摘しました。年中行事のように組織“図”を変更
している企業をたまに見ることがあります。組織構造の根底には
企業活動があることを忘れているのではないでしょうか。

佐藤 等

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