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ナレッジメール便 【経営のヒント 368】

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◆ 経営のヒント~ドラッカーのナレッジ ◆      ◆◆◆
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◆◆◆                     ◆  ◆    ◆       第368号

今日から第58章「多角化のマネジメント」です。
今日の一言です。

<ドラッカーの一言>
!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!
最も健全な基盤をもつ多角化といえども、
事業と事業が調和しないことがある。
!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!
『マネジメント<下>』p.157 1973年 ダイヤモンド社

この章は、いわば「不調和のマネジメント」から始まります。
健全な理由による多角化であっても上手く調和しない状況が生まれます。
要は、すべて上手くいくとの前提ではなく、不調和の場合があることを意識しておくと後手に回らないということです。
以下は、ドラッカー教授が挙げた不調和のケースです。

1)製品やサービス、事業が共通の市場のものと見えながら、実は調和しないものであったとき

2)自らの事業や技術から派生したものでありながら、自らがすでにもっているものとは調和しないとき

3)技術の分岐が共通性のない方向にばかり進みはじめたとき

それでは不調和、つまり調和しえないものであるか否かを知るためには、どうしたらいいのでしょうか。

それは、本業に対する「貢献は本物か否か」を問うことです。
これらを頭に入れて次のようなステップで状況を整理します。

<A>「その多角化は不調和を生んでいないか」を問います。
・答えが、NOはあるべき多角化であり、そのまま推進。
・答えが、部分的にしか調和していないとき―それは「危険な誘惑」。一知半解は危険。
・答えが、YESであれば、その多角化から手を引く。
・ただしYESでも「将来性がある、もしくは成功間違いなしに見える」ときどうするかを決めておく

<B>上記の場合、マネジメントを分離することが原則
・方法は合弁、売却、ライセンス供与、分離など多角化の原則によれば、いかなる多角化といえども、
マネジメントの一体性、明晰さ、本業への集中を損なってはならないのです。
要は、基本に忠実に応用問題も解くことです。

佐藤 等

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