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ナレッジメール便【経営のヒント379】

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◆ 経営のヒント~ドラッカーのナレッジ ◆      ◆◆◆
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◆◆◆                     ◆  ◆    ◆       第379号

今日も『マネジメント』の第61章「イノベーションのマネジメント」からです。
では今日の一言からです。

<ドラッカーの一言>
!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!
イノベーションを行うには、イノベーションの精神を
組織に取り込み、習慣化しなければならない
!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!
『マネジメント<下>』p.271 1973年 ダイヤモンド社

かつてイノベーションは、偉大な個人によっても行われました。
しかし振り返れば、ベル研究所や3M(スリーエム)、バンク・オブ・アメリカには、そのような人物が見当たりません。
それらは組織自体がイノベーターでした。

それらの組織はイノベーションを行うことを当然としていました。
それはマネジメントによってもたらせられていました。
これらの組織の観察からドラッカー教授は、イノベーションを行う組織の共通点を明らかにしました。
以下に6つの共通点を記します。

1)イノベーションの意味を知っている
2)イノベーションの力学を知っている
3)イノベーションの戦略をもっている
4)管理的な目標や基準とは別に、イノベーションのための目標と基準をもっている
5)マネジメント、特にトップマネジメントの果たす役割と姿勢が違う
6)イノベーションのための活動を、日常のマネジメントのための活動から独立させて組織している。

これら6つの共通点は、次回以降詳細を記します。
ここでは、イノベーションはマネジメントによって組織の習慣にしなければならないことを銘記しておきます。

佐藤 等

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