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ナレッジメール便 【経営のヒント 138】

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◆ 経営のヒント~ドラッカーのナレッジ ◆      ◆◆◆
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◆◆◆                     ◆  ◆    ◆       第138号

今日は、第4部「人事と人間関係」の第4章「理事会を機能させるには」からです。
この章は、当時カリフォルニア州パサデナのフラー神学校の学長、デイビッド・ハーバード博士との対話です。
では今日の一言です。

<ドラッカーの一言>
!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!
立派な理事会というものは神が授けて下さる
わけではありません。ふさわしい人物を求め、
絶えず訓練をしていかなければなりません。
!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!
『非営利組織の経営』 1990年 ダイヤモンド社

非営利組織のCEOと理事会は、社長と取締役会の関係に置き換えることができます。基本的にボランティアである理事会を真の意味でどのように機能させるか?そのためには何が必要なのか?最も大切なことは、強力な理事会を持つことだとドラッカー博士はいいます。強力な理事会があることで何が起こるのか?ドラッカー博士の回答は、明快です。CEOが沢山の厳しい仕事をしなければならなくなる・・と。往々にしてオーナー企業の経営者は、うるさい株主、うるさい取締役会を敬遠しがちです。その理由はズバリ、「沢山の厳しい仕事をしなければならなくなる」からですね。
本当に成果を出そうとしたらこうしたプレッシャーに耐えなければならないのですね。あらためて確認できました。
これも非営利組織という組織体だからこそ見えてくる「組織運営の原理」ですね。これも営利組織にも応用できます。

佐藤 等

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