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ナレッジメール便【経営のヒント 569】

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前回と前々回は、事業のマネジメントと仕事のマネジメントの結節点の原理を示しました。
具体的には、次の原理がこれに該当します。

仕事や作業の中に組織の強みは存在する
<マネジメントの原理32>

事業というプロセスを業務、仕事、作業に分解する
<マネジメントの原理33>

仕事のマネジメントの中核に「分解」と「統合」という考えかたがあります。
仕事を作業に分解し、この段階で業務改善を行います。
しかし業務改善の本質は、作業改善です。実際の改善は、作業レベルで行います。
より効率的な作業、より効果的な作業を目指します。
またこの段階で作業の順番を入れ替えたりします。
工場などでは、作業をさらに動作に分解することがあります。
その場合は、動作レベルで改善を行うことになります。
たとえば、「工具●●の置き場所を定めて、●●を上にして定位置におく」などを決めます。

改善と順番の変更を終えた後、作業を仕事に「統合」します。
業務改善とは、これら一連のプロセスをいいます。
手順は単純ですが時間がかかります。
実際には、多数ある仕事のうち、毎日発生する仕事、多くの人が関わる仕事、重要な業務に
関わる仕事などから順番に着手します。

これらの手順は、最近耳にするようになったオフィス業務のロボットによる自動化、
RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)導入の基礎になります。
どの部分の作業をロボットに置き換え可能か、もしくは将来可能かなどを検討する
基礎資料になります。
今日は2つの原理を示し今日のメルマガを終えます。

作業レベルで改善を行う
<マネジメントの原理34>

改善後の作業を仕事に統合する
<マネジメントの原理35>

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