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ナレッジメール便【経営のヒント 616】

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◆◆◆                         ◆   ◆         ◆    第616号

 

引き続き時間管理のプロセスについてです。
今日は「3.まとまった時間を生み出す」の解説です。
時間管理のプロセスの復習です。

<マネジメントの原理130>
1.時間使い方を記録、分析する
2.時間(活動)を整理する
3.まとまった時間を生みだす

さて、1.時間の使い方の記録・分析、2.時間(活動)を整理するときました。
今日は、最後のプロセスである「まとまった時間を生み出す」に関してです。
まとまった時間が必要なのは、集中すべきと決めた重要な活動により多くの時間が
かかること、かけるべきことを理由とします。
重要な活動は事前に決めておくべきものです。
それは、どの活動により多くの時間を投下することでより多くの成果があがるかを
事前に問うておくことです。

では、まとまった時間とはどれくらいなのでしょうか。答えは、人によって違うと
いうことです。
違う言い方をすれば、事前に決めた重要な活動に最低限必要なまとまった時間は
どれくらいかということになります。
私の場合は、1.5~2時間と決めています。
ドラッカー教授のような執筆家はおそらく3~4時間必要だったのではないでしょうか。

つまり、このまとまった時間をどれくらい塊で確保できるかということが時間管理と
いうプロセスのゴールです。
時間という資源をどれだけ確保できたかという量の側面の管理です。
その先に質の側面があります。
確保した時間で、その活動をどのように効率的に行うか、効果性を高めるかは、
仕事のマネジメントの領域に入ります。

以上、時間管理のプロセスの解説を終わります。
次回からは意思決定についてです。

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