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≪『常若』を維持する≫2013-01-31

 少し遅いですが、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 

 眼下の大通公園では、恒例の雪像作りが始まりました。今年は、寒いので雪像作りのスタッフの皆さんも大変です。

 新年も3週間ほど経ちましたが、どのような新年をお迎えでしょうか。私のお正月は、函館から両親が、東京から長男が札幌に集まり、久しぶりの全員集合となりました。ともども大病もせず年越しできたことに感謝して、新年を迎えました。

 さて今年、平成25年は20年に1回の伊勢神宮の式年遷宮の年です。天照大御神様をお祭りする神殿を建て替えする行事が執り行われます。鳥居を始め、宇治橋の架け替えまですべてを一新します。

 今年は第62回の大祭です。62回×20年=1240年!途中戦国時代の中断を挟んで約1300年もの長きに渡って執り行われています。ちなみに第1回目は、690年といわれています。日本の歴史そのものですね。

 建物は神殿といっても簡素なものです。かやぶき屋根の大きなお社といった風情です。建築様式は弥生時代のものだといわれています。  

 構造を簡素にして、建て替えを繰り返すことで常に新しい状態、「常若(とこわか)」を維持するという思想があるといわれています。 

 ヨーロッパの石造り思想では、技術伝承ができません。しかし伊勢神宮は20年に1回の建て替えを繰り返すことで弥生時代の様式を今まで維持しています。また三重県下にある100を超えるお社を20年かけて建て替え、いよいよ20年に1度の大舞台を待つという人材育成システムに、日本人の発想の豊かさを感じます。

 新しいものに中身を替えつつ、本質は維持する。ドラッカー教授が「継続と変革」といったテーマを一生追い続けたことに通じる考え方です。

  皆さんは、「大切なものを守るため今年何を変えますか」。ポイントは、強みを生かし、小さく始めることです。私は今年、未来のために3つの小さな実験を始めます。結果は、乞うご期待。

ナレッジアドバイザー 佐藤 等

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