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ナレッジメール便 【経営のヒント 237】

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◆ 経営のヒント~ドラッカーのナレッジ ◆      ◆◆◆
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◆◆◆                     ◆  ◆    ◆       第237号

今日も『マネジメント―課題、責任、実践―』、第4章「マネジメントの役割」からお伝えします。

<ドラッカーの一言>
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マネジメントは企業家とならなければならない。
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『マネジメント』p.49 1973年 ダイヤモンド社より

マネジメントはすでに存在するものを管理します。
効率よく行うことを考えます。
しかしもう一つ、大切な仕事が加わります。
すでに存在するものを棄て、新たなものを生みだすという仕事です。
今日を棄て、明日を生みだす仕事です。
この仕事をイノベーションといいます。
ドラッカー博士の言葉を借りれば「いかなる成果に向けて資源を投ずれば、異常なほどの成果をもたらすかを考える」ことだといいます。
はたして「異常なほどの成果」とは、どんなものなのでしょうか。
イノベーションは、人が求める新たな価値を提供します。
すでにある価値ではありません。
例えば今、トヨタのプリウスは独走態勢です。
モデルチェンジ一ヶ月で新型プリウスの受注が18万台を超えたとか…。
納車まで7ヶ月待ちとか。まさに「異常なほどの成果」です。
ドラッカー博士は「成果のあがる事業であることが繁栄の前提である。効率はその後の条件である」と続けます。
つまりイノベーションが先、効率がその後に続くということです。
まずプリウスを世に出し、その後にどうやって効率よく作るかを考えるのです。
すべてのものは古くなります。
したがってイノベーションというマネジメントの役割を忘れた企業は、確実に衰退に向かいます。
存続するために「変革」することが求められます。
いつも「変革」が必要なわけではありません。
普段は、いかに効率よく行うか、つまり「改善」を積み上げるかを考えることが重要です。
日頃は「改善」を、いざというときは「改革」というギアを用いるのです。
マネジメントを行う者は、二つのギアを意識して使えることが求められます。
同じように見えてまったく違うギアです。
最後にドラッカー博士の言葉を紹介して終わります。
「効率とは仕事の仕方であり、成果とは仕事の適切さである」。
適切な仕事とは何か。
追い求めなければならない問いです。

佐藤 等

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