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《 扉 》

今年も残すところ10日余りとなりました。
アベノミクスから約1年、景気回復傾向が強まっていますが、
皆さんの経営や生活に変化はありましたか?
私たち会計事務所のお客様も黒字の会社が増えつつあるような実感があります。

 国税庁の調べによると、ここ4年間は、赤字法人の数が70%を超え(直近平成23年度は72.3%)
日本の企業の経営状態は危機的な水準にありました。
税収も増えていることから平成24年度は改善に進むのではないかと思います。

 それにしても平成のバブルが崩壊後、赤字法人が50%を超えてほぼ一本調子で上昇、
ついに70%を超えてしまったのです。「失われた20年」という言葉を実感する数字です。
リーマンショックによって円高で推移した相場も百円台が定着してきたようです。
内外の大きなトレンドに変化が見られます。

 この時期に日本は再生を果たせるかが試されています。
本格的な高齢社会に向かう日本にとっての最後?のチャンスかもしれません。
これまで長らく続いた「縮み思考」ではなく広げ、拡げ、開き、拓くという思考が大切になります。
開きつつある扉に備えたいと思います。扉があいている時間は短いかもしれません、
逃さないように変化を機会に変えていきましょう。

年末年始は、ゆったりとした気持ちで俯瞰力を高めて高所から地域を、世界を見渡してみたいと思います。
本年も本紙面をご愛読いただきありがとうございました。少し早いですが、良い年をお迎えください。 

ナレッジアドバイザー 佐藤 等

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