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ナレッジメール便 【経営のヒント 100】

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◆ 経営のヒント~ドラッカーのナレッジ ◆      ◆◆◆
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◆◆◆                     ◆  ◆    ◆       第100号

今日の一言は、会計人である私に向けられた、避けて通ることができない
ドラッカーの矛先です。50年前の名著『現在の経営』でも触れられていますが、私が昨年来続けてきた「知識のたな卸」の起点となった一言でもあります。
それでは、『乱気流時代の経営』第1部-第3章「事業継続のコスト」からの一言です。

<ドラッカーの一言>
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「利益」が会計上の幻影にすぎないことは、
いくら強調しすぎても強調しすぎることはない。
!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆
新訳『乱気流時代の経営』(ダイヤモンド社)より

第1部のテーマである「現在をマネジメントする」という意味には、明日事業を行えるように、今日発生しているコストのための資金を生み出すことが含まれています。事業継続のコストを賄えない赤字企業などは、富と雇用の創出能力の維持という基本的な社会的責任を果たしていないとドラッカーの言葉も痛烈です。会計人が叩き込まれた常識は、「利益は結果である」という考え方です。赤字企業であってもしょうがない・・・節税のために赤字に???
会計人として、こんな恥ずかしいことはありません。とても常識的なことなのですが、そんなことをドラッカーに気づかされました。
「利益は、企業が使命(役割)を果たすためのコストである」。
利益は結果ではなく、「来年の種子。確保しなければならないもの」です。
こんな当たり前のことが、理解されていない現実があります。利益を口にすることに対する後ろめたさ・・・なんとなく日本社会にはありますよね。
経営者が「利益の真の理解」をしたとき、経営の視界が全開になることを確信しています。本当に霧が晴れます。
そんなことを伝え続けていくことが一会計人としての使命と考えています。

末筆になりましたが、お蔭様で【経営のヒント】も100号を迎えることができました。読者の皆様には、心から感謝申し上げます。
今後もご愛読いただければ幸いです。

佐藤 等

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