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ナレッジメール便 【経営のヒント 111】

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◆ 経営のヒント~ドラッカーのナレッジ ◆      ◆◆◆
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◆◆◆                     ◆  ◆    ◆       第111号

これまで読んできた『乱気流時代の経営』も今回の「結論 マネジメントへの挑戦」の章で最終回です。1980年刊行当時吹き荒れていた乱気流は、質をやや変えつつ未だに吹き続けています。ドラッカー教授は、現在進行中の経済社会を近著『ドラッカーの遺言』で「グローバル経済」、「トランスナショナル経済」、「財・サービス・人から成る経済」と喝破しており、これから30年の潮流となることを示しています。前2つは1980年当時と変わってないもので、その本質が良く見えていました。
これらの空気の流れが25年前と変わらず、かつこれから30年は続くということは、私たちはまさに「歴史の変わり目」にいるということです。
そんな時代を生き抜くトップマネジメントに向けての今日の一言です。

<ドラッカーの一言>
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トップマネジメントは、リーダーはいるものの、
すべての演奏者が対等の地位にある弦楽四重奏団
のようなものとなる。
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1980年 新訳『乱気流時代の経営』(ダイヤモンド社) より

この言葉には、中堅企業でさえ・・という前置きがついています。トップマネジメントは、重要な事業上の問題に対処しつつ、対外関係にも時間を割かなければなりません。
リーダーシップを発揮するには、ますます時間が必要になります。そのためには、トップだけのソロ体制ではなく、カルテット(複数)体制が必要です。社長が日夜奮闘して、到達できるレベルは知れています。たぶん2~3億円がせいぜいです。
それ以上は、片腕、両腕、両足・・と幹部の人数がものを言います。売上が上がらないというボヤキはよく聞きますが、案外社長のキャパシティが限界にきていることが多いものです。経営幹部の育成が緊急かつ重要な課題となります。人財が足りなくなってからでは遅すぎます。緊急性がなくとも重要な課題である人材育成に時間とお金を掛けている企業は、間違いなく勝ち組として生き残っています。

佐藤 等

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