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《新年度》

なかなか春めいてきません、今年は桜の開花も全国的に遅れています。
とはいえ街から雪が消え春待ち遠しい札幌です。

私事ですがやっと長男が4月から社会人になります。長い子育ても一人目が終わりです。就活の様子を1年間傍らで見ていましたが、いまどきはエントリーシートなるものが必須。
しかもインターネット経由です。大量送付する方もされる方も大変です。

多くの場合、面接に至らずに終戦。
どのようなプロセスで面接者が選らばれるのかわかりませんが、
選ばれてはじめて事が進み出します。

一方で少子化の影響で新卒生は売り手市場。
内定辞退などで募集定員割れという事態も。何となくアンバランスな感じです。

そうかと思えば、新卒者の3割程度が3年以内に企業を去るといいます。
大手企業でも変わらない現実のようです。これまたアンバランスな感じです。

また政府は「はたらき方革命」を推進。時短や給与レベルの調整に歩を進めました。
労働人口減少下での時短、生産性をあげない限りどこかにほころびが出るのですが…
その議論はどこに?これまたアンバランスな感じです。

何やら視界不良な新年度ですが、我が子の動向も気にしながら
社会観察を続けていきたいと思います。

P.F.ドラッカーの言葉
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社会の問題には「唯一の正しい答え」があるとの考えそのものが疑わしくなった。
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『新しい現実』p.12

ナレッジアドバイザー 佐藤 等

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