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≪”廃棄と委託”~後半戦に向けて~≫

 夏らしい日が続いています。この原稿は、夏休み中の自宅で書いています。クーラーのない我が家は、事務所よりも格段に暑いのですが、軽装で外気に当たりながら仕事をするのも悪くないですね。

 毎年の約1週間の休みは、私にとっては1年間の前半と後半を分ける重要な時間です。年の前半を2月~夏休み前まで、夏休み後~1月末までを後半と位置づけています。 

 12月と1月は対外的な活動を極力控えて前半戦に備えています。冬休みは年末年始の休みだけで短いのですが、意識してクリスマスから成人の日までを冬季の休暇と位置づけています。その間はできるだけ早く帰宅し休暇の意識を持ちながら、集中すべき課題や新たな課題に取り組んだり、考え事をしたりします。

 夏休みには大切な意味をもたせています。もちろん冬季の休暇同様、集中すべき課題や新たな課題に取り組むことは同じです。夏休みは、来年止める活動、あるいは人に任せる活動を明確にするという特別の意識をもって過ごします。正確に言えば、夏休みまでの前半戦で、何を止めようか、任せようかを継続して考え、夏休みに最終の意思決定を行っています。

 今行っている活動を止めたり任せたりすることで得られるものは時間です。時間は私たちの燃料そのものです。今年は、事務所開設20周年の節目の年でもあり、例年以上に“来年止めたり任せたり(廃棄)”が多くなりそうです。

 止める活動2つ。任せる活動1つ。増やす活動1つ。これにより、手にする日数は20日。20日といえば、ほぼ1ヶ月に匹敵する時間を確保できることになります。

 次に手にした時間で何を行うかが重要です。集中すべきものにさらに集中することです。来年は、『実践するドラッカー〔会計編〕』を書きたいと思っています。次の10年でなすべきことの核になるべき活動の発信です。現在セミナー版「実践するドラッカー〔会計編〕」を先行的に行っています。お陰さまで第2クールも定員一杯となりました。目から鱗と好評につき、現在第3クールを年内に立ち上げることを検討しています。ご希望の方は、事務局(多地:011-261-4471)までその旨お知らせ下さい。優先的にご案内をさせて頂きます。では皆さんも短い夏をご堪能下さい。

ナレッジアドバイザー 佐藤 等

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