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マネジメントの仕事と自分の専門家としての仕事【経営のヒント 781】

マネジメントの人間の仕事は、マネジメントの仕事と自らの仕事の2つからなる。
『経営の真髄』<下>p.11

マネジメントの仕事と自分の専門家としての仕事は区別されているだろうか。どちらをどれだけやっているだろうか。その比率はどうだろうか。

マネジメントの仕事:自分の専門家としての仕事が、2:8なのか5:5なのか正解はありません。しかし0:10はよくありません。

一方、マネジメントが専念しなければならないほど時間を要するマネジメントの仕事はないとドラッカー教授はいいます。それゆえ、やってはいけないことは同じ専門家である部下の仕事を奪うことであるといいます。そのためには十分な仕事がなければなりません。

また20:0もまずいでしょう。専門家としての仕事をもたないことは耐え難く、働くことの尊さを忘れたマネジメントは不善をなすからです。要はバランスが必要だということです。貴方の仕事のバランスはどうなっていますか。

 

佐藤 等(ドラッカー学会共同代表理事)

 

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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