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≪「見えないものを見る」力~顧客・仕組み・人を見る~≫

 先週末、静岡にて致知出版の藤尾社長のご高話を久しぶりに拝聴する機会がありました。「一流の人とは、学び続ける人である」など私たちの行動の原点にある言葉を改めて確認することが出来、とても有意義な1日でした。

 そして、その夜は焼津泊。太平洋に面した断崖にホテルが建っており、朝日が目の前から昇ります。こんなチャンスを逃すはずもなく、朝5時から露天風呂の特等席に陣取って、日の出を待っていました。東の空には、まだ相当の輝度を保った金星が輝いています。結局日の出の時刻も確認しないで待っていたため、ややのぼせながらも30分ほど後に拝めたご来光に感謝。待っている間、空の色の変化を楽しみつつ、金星をなんとなく見ているとだんだんと輝度を失いながら、しまいには見えなくなってしまいました。ああ在るのに見えなくなった・・と、ふといつも経営塾やビジネス塾で話している「見えないものを見る力」のことを思い浮かべました。

 経営塾などに参加されてない方もいらっしゃいますので、改めてこの場を拝借してご説明させていただきます。「利益を生むサイクル」は次の4つの要素で成り立っています。サイクル順に4つです。

顧客づくり:どんな顧客がいるのか。どれくらいの数がいるのかetc。
仕組みづくり:利益が残る仕組みは何か。他との違いは何かetc。
人づくり:どんな価値観を共有しているのか。動機づけのレベルはどれくらいかetc。
利益づくり:効率よく利益をあげているのか。過去の利益(資本)蓄積はどれくらいかetc。

 「利益づくり」の指標は、決算書を見ればわかります。しかしその他の「顧客づくり」、「仕組みづくり」、「人づくり」は、どうでしょうか?御社ではどのくらい「顧客づくり」が進んでいますか?「仕組み」は?「人」は?・・。「そこに在るけど見えていない」のか、「そこに無いから見えないのか」。この差の大きさわかりますか?「そこに無ければ」、つまり「必要なければ」、当然見ようとしませんね・・無いのだから。でも「在る」ということが解れば、つまり「必要なのだ」と理解できれば見ようとしますよね。

 実際「顧客」、「仕組み」、「人」を見なくてもいいという経営者は皆無です。ちゃんと見る姿勢が大切です。経営塾とビジネス塾では、どうやって「見えないものを見る」のかというポイントを1年を通してお話しさせていただいております。

 4月のビジネス塾は、17日(月)、5月の経営塾は8日(月)の開催となります。詳細は、当事務所福土までお問い合わせ下さい。是非この機会に、「見えないものを見る力」を養ってください。

ナレッジアドバイザー 佐藤 等

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