きわめて重要でありながら定量化できないもの【経営のヒント 842】
きわめて重要でありながら定量化できないものがある。
『経営の真髄』<下>p.125
ドラッカーその例として人材を挙げました。それは前年度の利益よりも重要であると強調しました。
人材の価値を定量化することはできません。しかし「把握不可能ということはない」と述べます。「把握不可能」だとして、マネジメントの対象外においてしまうことは論外だということです。
「今はデータ化できないが何とか把握する」これが重要でありながら定量化できないものに向きあう基本です。
顧客にとっての価値、組織の強み(知識の卓越性)、生産性要因などデータ化できないが、最重の情報はあります。
「今日データ化できるものは、すでに発生した事実、過去についてのものである。未来のデータはない」
マネジメントに必要な情報は、未来についての、特に外部に関わる情報です。それらの情報を特定し、把握する努力と継続することが組織存続に寄与します。貴方は、重要な情報を得るため、何を、どんな方法で把握しますか。
佐藤 等(ドラッカー学会共同代表理事)