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『ドラッカーを読んだら会社が変わった』

今年の夏は猛暑の可能性あり…とのこと。
北海道も5月で30度を超えた所がありました。
冷夏よりも猛暑の方が景気にも好都合なので良しとしなければなりませんね。

さてこの通信でも何度か取り上げたことがある新刊ですが。いよいよ6月10日に配本となります。
『ドラッカーを読んだら会社が変わった』というタイトルの本が日経BP社から出ることになりました。

本書はドラッカー教授のマネジメントを実践した企業など18の事例で構成されています。
それに私の解説が少々。正しくはドラッカー教授の言葉を使ったら会社が変わったということですが、
何ともインパクトのあるタイトルです。
タイトルは著者の影響力がほとんど及ばない領域です。

ドラッカー教授の著作は50年も60年も風雪に耐え読まれ続けています。
なぜか?一つの大きな理由は「原理」が書いてあるからです。
原理は古くなり難いという性格をもっています。一方、方法は古くなります。
原理を知り、自ら方法を生み出すというのがドラッカー教授のマネジメントの極意です。
まさに「原理のマネジメント」です。

原理の力を説明するために早稲田大学MBAで教鞭をとられている心理学者で哲学者の
西條剛央先生の著書『チームの力』から次の言葉を紹介することがあります。

「原理とは、言われてみれば当たり前のように感じるものであり、
それに沿えば必ずうまくいくというものではないが、
それから踏み外したときには確実に失敗するという類のものなのだ」。
実にポイントを突いています。
成功の方法を求めるのではなく、失敗しないための原理を知ることが必要です。

P.F.ドラッカーの言葉
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あらゆる仕事が原理に基づいている。
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『イノベーションと企業家精神』p.3

ナレッジアドバイザー 佐藤 等

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