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≪100年計画と手帳活用法≫

 その日の情景は今でも鮮明に覚えている。日本サッカー初のワールドカップを決めた日の朝。事務所の窓からその異変を知る。1997年11月17日拓銀が崩壊した日だ。その日は、私の事業資金の融資の実行日でもある。早速、本店に行ってみた。大学の同期が青ざめた顔で二階から降りてきた。「俺も今日知った…」。二の句がない。こうして北海道塗炭の時代が始まった。

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 あれから10年、2007年11月16日と17日両日、法務会計プラザの10周年事業が行われました。皆様との“日頃のご縁に感謝”をテーマに沢山のご縁のあった方々と素晴らしい時間を共有することができました。お蔭様で700名余の参加者の皆様から有難いお言葉を頂戴しました。次の10年のステージに進むに相応しいイベントになったと感じております。この場を借りてあらためて感謝申し上げます。

 さてこの時期になると次の10年を含めた「人生100年計画」をマンダラ思考で描くことを年中行事にしています。この紙面でも何度も書かせていただいているマンダラ思考ですが3×3の9マスに人生の8分野(A健康、B仕事、C経済、D家庭、E社会、F人格、G学び、H遊び)を、それぞれ目標設定します。100年計画がそんなに変わるはずないよな…と思いながら4年目を迎えます。ところが驚くことに毎年必ず目標レベルと範囲が変わります。それもより高く、より広くなるから不思議です。しかも今年は相当のレベルアップと範囲の拡張がありました。その理由は、おそらく今年の6月から1日見開き1ページの3×3マスフォーマット(手帳)を用いて自己開発を実践しているからと思われます。

 活用法は、まったくのオリジナルです。その一端をご紹介します。まず毎日大切にしている座右の銘を8つ書きます。ちなみにその8つは次のとおりです。

①何をもって憶えられたいか、②未来は今日創る、③成果は機会と実践により得られる、④すべては縁で出現する、⑤感謝の心を高める、⑥他喜力を鍛える、⑦利他の心を高める、⑧明徳を明らかにする―以上です。

 これら8つを書いた後に、具体的に①であれば「何をもって憶えられたいか」の答を毎日書きます。そうそう変わるものではありませんので毎日記載することになります。一方⑥であれば今日一日出逢う方々を一通り頭に浮かべながら、誰を、どうやって喜ばせようか考え、手帳に記載します。ほぼ毎日不変な箇所と毎日変わる箇所が混在しています。自分の大切にしている言葉を意識に刷り込む、実行しようと決心する。こんなことを朝の20分の習慣にしています。自分と約束したことを日々実行する。この地味な積み重ねがいつしか周りの景観を変えてくれるものと信じて続けています。一足早いのですが、皆様にとって来年も良き年でありますことを願っております。

ナレッジアドバイザー 佐藤 等

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