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≪ゴールへの積み重ね≫

 氣がつけばずいぶんと春めいてきました。我が家の子供たちも先週から新学期、元氣に登校再開です。特に一番下の小4になる娘は4月に入った頃から早く始まらないかとニコニコ顔。子供たちを見ていると私も心新たにスタートを切りたくなるから不思議です。

 年末に発症した坐骨神経痛も一息つき、起床時間も今月から4時に戻しております。皆様には、ご心配とお氣遣いをいただき心より感謝申し上げます。今年は、お酒を飲んでいる時間(座っている時間)を短縮するため二次会をほぼ全面自粛しており、お陰様で腰の状態も改善しつつあります。

 さて今年に入って始めたことがいくつかあります。その一つがドラッカーの著書を原文で読むこと。読むというより英文を書き取って日本語に訳しています。最低一日、ワンセンテンス。氣分が向けばセンテンスを増やします。遅々として進みませんが、まったく氣になりません。要は毎日やることです。最初の著書は『経営者の条件』で過去39回読破していますが、それにもかかわらず原文はとても新鮮で、味わいながら楽しんで進めています。もちろん辞書を引き引きですが…。どんな膨大なものでも少しずつ進めればいつか必ず終着点がやってきます。最初から量がわかっているものは、ゴールが明確で取り組むにも氣が楽です。

 一方で2005年12月26日から始めたドラッカーのブログの連続掲載日数が1200日を超えました。こちらの方はゴールを定めていませんので一日一日の積み重ねを楽しんでいます。毎日行うということは、薄紙一枚を積み重ねているようなものです。一枚一枚は、ほとんど無視できる厚さですが、積み上げると圧倒的な量になります。量を積み重ねると、あるとき質が変わります。その量は続けられたという思いと共に自信となり、それ以外にもいい影響を与えます。個人的には、この考え方をとても大切にしています。

 毎日とはいわず、毎週、毎月続けるものを何か持つことで大いなる変化と成長がもたらされます。続けるポイントは、頑張らないこと。続けられる形を初期段階に模索することだと思います。新年度に当たって皆さんも何か小さなことを始めてみてはいかがでしょうか。1年も経てば、大切な宝物が手に入るかもしれません。

ナレッジアドバイザー 佐藤 等

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