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《個人の成長なしに組織の成長なし》

皆さん、本年もよろしくお願いします。どのような新年をスタートさせましたか。
私の新年は、経営計画の発表とスタッフとの面談でスタートしました。
お陰様で佐藤等公認会計士事務所は25期をむかえることになりました。
四半世紀ですね。長かったような短かったような…

第一週目には、法務会計プラザに属する各事務所合同の「合同経営計画発表会」がありました。
相続問題の解決など法務と税務にまたがる問題、会社再建など
会計と法務にまたがる問題などに連携して機動的に対応するため
各事務所の部門責任者の方針発表を全員で共有します。

また、これに先立ち営業初日には、事務所単独で今年の経営計画を発表し、
今年の重点方針などを確認しました。
今年、私たちの事務所は「12年ビジョン」の10年目に入ります。
相続税の改正を受けて昨年末から年初にかけて
相続セミナーの依頼が引っ切り無しに来ています。
忙しい年になりそうです。

さて、正月明けの一週目に集中的に恒例のスタッフ面談を行いました。
現在抱えている個々人の課題を明らかにし、強みを生かしてどのように改善、
向上していくかを一緒に考えます。
面談の結果、目標設定を上方に修正したスタッフもいます。
面談の目的は個人の成長です。個人の成長なしに組織の成長なし。
ドラッカー教授の教えの実践を6年間続けてきました。
人を評価するのではなく仕事ぶりを評価するという教授の大原則を念頭に行っています。

一日に6名くらい面談する日もありますが、人の成長を手助けすることは楽しく、
時間もあっという間に過ぎてしまいます。
今年はどのような成長を遂げてくれるかとても楽しみです。
人の成長をおいて他に長期で取り組まなければならないものはありません。
組織の力として1+1が2以上になるためには人の成長は欠かせないからです。

中小企業が優秀な労働力を手にする環境は急激に悪化してきています。
若年労働者の慢性的な不足は今後もしばらく続きます。
人材育成力、人材流出阻止力、女性スタッフの戦力化力、
65歳以降労働力の活用力が組織力の中核になってきます。
皆さんの組織では対策に着手していますか?
人材力強化元年と位置づけて何か始めてみませんか。

P.F.ドラッカーの言葉
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自らの成長は組織のミッションと関わりがある。
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『非営利組織の経営』p.206

ナレッジアドバイザー 佐藤 等

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