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「成長」【経営のヒント 487】

今月のテーマは「成長」。第二回目です。今日の言葉です。

<ドラッカーの一言>

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自らの成長のために最も優先すべきは卓越性の追求である。

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『実践するドラッカー〔思考編〕』p.57
『非営利組織の経営』p.206

成長を目指すために最も重要なこと、それは「卓越性の追求」です。
卓越性とは他人の基準でも「あの人はここが違う」と秀でているポイントが明確になっている状態です。

ドラッカー教授はそのために必要なものを「能力」であるといいました。
「能力」が仕事の質を変え、自信を生み、その結果人間そのものを変える、つまり成長するのです。

では身につけるべき「能力」とは何でしょうか。
数ある「能力」の中で最優先で身につけなければならないものは、成果をあげる習慣的能力です。
すなわち次の5つです。

1.時間を管理する

2.貢献に焦点をあわせる

3.強みを生かす

4.最も重要なことに集中する

5.成果のあがる意思決定をする

ドラッカー教授は断言しました。
「知識やスキルや習慣をいかに身につけたとしても、
まず初めに成果をあげるための能力を向上させておかなければ何の役にも立たない」。

<能力→自信→能力→自信→能力→自信→成長>という成長のプロセスを意識しましょう。
能力が3回出てくるのは習慣化を意味しています。
習慣化された能力が成長を自動軌道へと導きます。

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<実践のための問い>

「成果をあげる能力」を習慣化するためにあなたが行っていることは何ですか?

佐藤 等

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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