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新年あけましておめでとうございます【経営のヒント 611】

新年あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。

さてマネジメントの原理を紹介して2年が経ち、3年目に入ります。
その間、128つの原理を紹介してきました。
以下は、2018年1月5日の第540号の書き出しの文章です。
初心にかえって振り返ってみたいと思います。

私たちは成功の方法を求めすぎているのではないか。
ドラッカー教授からマネジメント哲学を学ぶとほどに、そう思わずにはいられません。
それはマネジメントの本質が原理・原則にあるからです。
そこにあるのは成功の文字ではなく、失敗の文字です。
原理・原則にそっているからといって成功は保証されていません。
しかし原理・原則に反したとき長期的には必ず失敗が約束されています。
この冷徹な事実から眼を背けてはなりません。
教授からその哲学を学べば学ぶほどマネジメントとは失敗しないために身につけなければ
ならないものだということを思い知らされます。
成功を求めて原理に反した方法をとるという愚を犯さないために原理のマネジメントを大いに
活用したいものです。
ぜひ方法ではなく原理を手にしてください。―引用終わり

昨年の年末ぎりぎりに日経BP社から
『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版させて頂きました。
本書は、この2年間メルマガ配信してきたものの集大成の一部です。
一部と表現したのは、本書がカバーする範囲が事業のマネジメントに関する領域に焦点を
当てているからです。
配信済みのメルマガは、事業のマネジメントから仕事のマネジメントへ、その後、
人のマネジメントに移って、現在、セルフマネジメントに関する原理原則を紹介しています。
すべての原理原則は、一本の大きな木のように根や幹があり、枝や葉があるように、
要素同士が連なっています。
その根にあたるマネジメントの原理は、初回に紹介した「組織は道具である」です。
この原理は、『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』の冒頭でも紹介しました。
根たる理由は、組織という社会的道具をうまく使う方法がマネジメントそのものだからです。
根から幹、枝葉へ原理同士の関係性は、実践でマネジメントを使いこなす際の理路を
示しています。
今年中には大樹の全体像を描き出せると思います。
引き続き実践でいかに使っていくかを考えながら読んでください。
これからもマネジメントの原理を身につけ、成果をあたいものです。

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