組織の仕事ぶり【経営のヒント 848】
予算が組織を方向づける。組織の仕事ぶりを教える。
『経営の真髄』<下>p.141
予算は、成果に向けて資源を配分する機能を持っています。それによって人のエネルギーを成果に向けさせます。つまり方向づけのツールとなります。
加えてドラッカーは、「組織としての成果を人の成長に結びつけることができる」といいます。予算と人の成長…少し距離があるように思いますが、使い方次第で人の意欲を生産的なものにすることができます。
他方、組織の仕事ぶりを管理するツールにもなります。「予算どおりか」「予算以下か」「予算以上か」。
ドラッカーは、組織の仕事ぶりを管理するツールとして大変興味深いことをいいます。「早期の好機発見システム」として使えるはずだと指摘します。
つまり「予算以上」という状況に隠れている優れた活動を探索し、他にも適用しようと考えたのです。
いつも通り…ではなく、予算の使い方にも工夫の余地がありそうです。
佐藤 等(ドラッカー学会共同代表理事)