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≪ゴール設定≫

 明けましておめでとうございます。皆さんは、どのような年末年始をお過ごしでしたか?年頭に当たり、昨年の道内10大ニュースにも選ばれた駒大苫小牧高校の優勝に関する各報道をあらためて見て、感じたことを一つ。それは、彼らナインが間違いなく「全国制覇」を目指していたという事実です。前年に1勝もできずに敗退したにも関わらず・・。本気だったということです。振り返って、私たちが経営をするときなぜこのように真剣に目標を持たないのかということを考えさせられました。ゴール設定とそれを目指す行動の素晴らしさは、駒大苫小牧の活躍をみれば明らかです。

 私どものお客様に4年4期―16年のビジョンを掲げている若き経営者S氏がおります。3年先もわからないといわれる変動の激しい昨今、5年以上の先のビジョン・目標を掲げていくことはナンセンスであるとよく言われますが、逆にこの時代だからこそ必要なことではないかと感じます。私もS氏にならい3年4期―12年の挑戦目標であるビジョンを描いてみました。

 もう一つ企業経営の場合、ゴール設定に重要な原則があります。それは、経営の原点である経営理念に戻るということです。経営理念には、社会的役割が記されています。当たり前ですが、役割の中で目標は設定されはじめて意味があります。
私ども会計事務所の例で恐縮ですが、私どもは今年新たな気持ちで目標を設定しました。私たちの経営の原点である「成長と発展を目指す経営者とともに考え行動します」という経営理念に立ち返って目標設定をしています。私たちは、「成長」を今のビジネスの仕組みの中で付加価値を拡大すること、「発展」を新たなビジネスの仕組みによって付加価値を拡大することと考えています。私たちの役割は、企業の付加価値を高めるお手伝いをさせていただくことです。付加価値は、従業員を雇い、金利を支払い、税金を支払う源泉となり、まさしく私たちの社会を根底で支える重要な利益概念です。私たちの原点に戻った目標は、お客様の付加価値の総額であり、その伸長率です。関与させていただいている皆様の企業の付加価値が高まることでお客様である企業や社会にも評価されるべきだと考えています。私たちの理念に共感していただける経営者とともに歩んでいけることが最も幸せなことです。

 年末年始、お酒を控えつつこんなことを考えていました。今年もよろしくお願いいたします。

ナレッジアドバイザー 佐藤 等

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