ホームコラム≪北海道の“宝”≫

コラム

COLUMN

コラム

≪北海道の“宝”≫

 今年、野球王国北海道が大爆発。日ハムも駒大苫小牧も輝ける北海道の宝になりました。そして私は、今年まさに原石が磨かれ、光り輝きつつある一人の漢(おとこ)に出逢いました。

 世界7大陸の最高峰を単独・無酸素で挑戦するソロアルピニスト栗城史多氏。若干24歳の彼の口から出た「登頂するには、神に選ばれなければならない」という魂の言葉。神に選ばれるために、酒はもちろん、肉さえ口にしません。何かを得るには、何かを諦めなければならない・・という言葉が真理として心に響きます。初めての海外旅行にマッキンリー登頂を選ぶ破天荒な挑戦心。困難を選び機会に変える信念の力。奇跡を生み出すポジティブな思考力。ミッションを見据えた目標設定力。自らの価値を高めつつ行う資金調達力などなど。その童顔、見た目の体躯からは、想像もできないパワーを秘めています。

 来年の南極、エベレスト登頂で7サミットの目標が完結します。彼の目的は、青少年に体験を伝え挑戦する人材を育成すること。7サミットは、その道の半ばにある道標。麓から頂へ。そして麓に着くまで心身を鍛え、遠征資金を自分の足で集める日々。
 そんな彼を身近で見ていると自分を磨き、自分の価値を高めるのは、山と格闘しているときよりも圧倒的な日常の中にあるのではないかと思えてなりません。

 今年4回彼の講演を聞き、そのうち1度は私たちの主催する経営セミナーで共演させていただきました。ビジネスで大切な本質がそこにあると直感したからです。目的と目標の関係。機会と価値の関係。信念の意味。価値を高めるという意味などなど一紙面ではとても話しきれません。是非多くの方々に彼の生き方に触れていただきたいと思います。来年には、栗城氏の応援セミナーを行う予定です。経営者の皆さん、価値を創造するというビジネスの本質を見つめ直すいい機会になると思います。1月の南極のサミット、Mt.ビジョン・マスフィートから帰還後に予定しています。ご案内をご希望される方は、私どもの多地まで是非ご連絡下さい。優先的にご案内を差し上げます。

 少し早めですが、皆様にとって来年が成果の多い年であることをお祈りして筆をおきたいと思います。

ナレッジアドバイザー 佐藤 等

関連記事