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ナレッジメール便【経営のヒント 566】

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◆◆◆                         ◆   ◆         ◆    第566号

 

年初から書き始めた<マネジメントの原理>は今回から仕事のマネジメントに移ります。
仕事のマネジメントは、事業のマネジメントと密接に関係しています。
たとえば、飲食事業と物販事業では、仕事の中身が異なります。
事業が変われば、仕事は変わるということです。

事業を行うために仕事がある
<マネジメントの原理30>

この当たり前すぎる一文が原理たるゆえんです。
つまり事業のマネジメントを逸脱した仕事のマネジメントはいくら効率が良くても意味が
ないことを示しています。
たとえば現代社会では、どんなに馬車ようの鞭を効率よく作れても事業として残ることは
できません。
つまり事業として成立することが仕事のマネジメントの大前提だということです。

馬車の鞭の場合、以下の1.が不適合で事業として成立しません。

<マネジメントの原理9>
事業が成立する3つの要素。
1.事業は組織を取り巻く環境に適合していること
2.事業は組織の使命にそっていること
3.事業は組織の強みを生かせること

将来なくなることがわかっている事業の効率性を云々する愚を犯さないということです。

「事業を行うために仕事がある」は、次の原理の1.の言い換えでもあります。

<マネジメントの原理8>
事業の定義
1.事業はプロセスである
2.事業というプロセスに知識を投入する
3.事業というプロセスから経済価値(顧客価値)を生み出す

ここから一つの原理を導き出すことができます。

仕事は知識を経済価値に転換するために行う
<マネジメントの原理31>

今日は、仕事のマネジメントの入り口でした。
次回から具体的な中身に入っていきます。
今回の原理は、イノベーションの原理とも呼ぶべき重要なものです。

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