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経営者の条件【経営のヒント 01】

マネジメントという言葉は、よく耳にしますね。ところでこの言葉を発明(?)
したのは、誰でしょうか。答えはP.F.ドラッカー、1909年生まれで90歳を超
え、今なお現役の大学教授兼経営コンサルタントとして活躍中です。今年も「ネ
クスト・ソサエティ」とういう本を出版されました。

このページでは、数々の著書の中から経営に直結する珠玉の言葉を皆さんに紹介
して行きたいと思います。第1回目の今回は、馴染みやすいところから始めます。
タイトルは、その名もズバリ、「経営者の条件」です。
刺激的なタイトルですね。
この本のオリジナルのタイトルは“THE EFFECTIVE EXECUTIVE”です。つまり
経営者よりもう少し守備範囲が広い感じです。管理者を含むと理解していいのは
ないでしょうか。オリジナルの著書は、1966年の出版ですから、かなり初期のも
のです。

<今週の言葉>
☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆
成果をあげることは、一つの習慣である。
すなわち習慣的な能力の集積である。
そして習慣的能力は、常に修得が可能である。
☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆

ドラッカーは、どんな時にでも「成果」に焦点を当てています。
ところが私たちはともすればこのことを忘れがちです。
「成果」、「成果」、「成果」・・・と頭に刻み込みたいですね。
さて、上の言葉に続けて、習慣的な能力は、単純だけれども、十分に修得するこ
とは難しいとも言っています。そしてエグゼクティブが身につけるべき習慣的能
力は、5つあると言います。これについては、次回。
皆さんも少し考えてみてください。

佐藤 等

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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