成長のマネジメント【経営のヒント377】
今日も第60章「成長のマネジメント」からお届けします。
まずは今日の一言から。
<ドラッカーの一言>
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明日大企業になるつもりならば、
今日から大企業のように振るまえ
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『マネジメント<下>』p.257 1973年 ダイヤモンド社
成長のマネジメントも最終回です。
成長のためには、マネジメント自らの役割、姿勢、行動を変えることです。
変化すべきは、多くの場合、今日まで成功をもたらした人たち本人であることを
ドラッカー教授は指摘しました。
最も難しい行為、成功の廃棄。
具体的には、成功をもたらしてきた行動や習慣を捨てることを要求されるのです。
その原点は、成長する意思です。
その覚悟がなければ、廃棄はままなりません。
ドラッカー教授が挙げた3つの準備です。
1.基幹活動を明らかにし、それらの活動に取り組むべきトップ・マネジメント・チームを編成しておく
2.成長すべきときを知るために、方針と構造と行動の変化を要求する兆候に注意しておく
3.自らが心底成長を望んでいるかを正直に判断する
上記はドラッカー教授が挙げた順番どおりですが、3.の覚悟がスタートです。
次いで1.の準備を開始します。
そして2.一気呵成に基幹業務に集中し、立ち上げるタイミングを計ります。
ドラッカー教授は、続けます。
「成長の意欲にあふれた小企業がワンマンでマネジメントできる規模を超えたときに
トップが行うべきことが、トップマネジメント・チームの編成である」。
準備はここからスタートです。
最後に、あなたは成長を望みますか。
そのために行動や習慣を変えられますか?
佐藤 等