ホーム経営のヒント傍観者の時代から一言【経営のヒント 400】

経営のヒント

HINT

経営のヒント

傍観者の時代から一言【経営のヒント 400】

今日も『傍観者の時代』から一言です。前回に引き続き教師観察ネタです。
<ドラッカーの一言>
!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!
成功から学ばなければならない
!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!
『マネジメント<下>』p.71 1973年 ダイヤモンド社
ドラッカー教授は教師観察を生涯続け、かつ「知的な楽しみとして推奨」までしています。
そのきっかけとなる出来事を次のように記しています。
「私は、正しい勉強の仕方、少なくとも私にとっての正しい学び方とは、うまくいっているものを探し、
成果をあげている人を探すことだということを知った。
少なくとも自分は、失敗から学ぶことはするまいと思った。成功から学ばなければならないと思った」。
ドラッカー教授は、人生の早い時期から「成果をあげる」ことについて意識を高く持っていました。
そして成果は失敗より成功から学ぶべきことを知りました。
後にうまくいっていたものの代表例が「成果をあげる能力」としてまとめられました。
私たちは、失敗を意識する習慣は身についていますが、
成功を意識する習慣はあまり身についていないようです。
失敗は何年も記憶にありますが、成功は潜在意識の中に閉じ込められています。
成功に目を向けましょう。
成功に目を向けることは過去を振り返ることです。
長い人生において一つや二つ、いつもよりうまくいったことがあるはずです。
忘れているうまくいったことは何ですか。
思い出してみましょう。
佐藤 等
ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

関連記事