ホーム経営のヒント勇気の表明【経営のヒント 728】

経営のヒント

HINT

経営のヒント

勇気の表明【経営のヒント 728】

資源をビジョンに委ねるには勇気を有する。だが、未来において何かを起こすために投入する資源は少しでよい。ただし最高のものでなければならない。
『経営の真髄』<上>p.211

ドラッカー教授は、「未来において何かを起こすには、特別の創造性は必要ない」といいます。
必要なのは仕事。進んで新しいこと(仕事)を行なわなければなりません。

「今日とはまったく違う何かが起こることを望むか」を問い、「これこそ事業の未来として起こるべきことだ。それを起こすため働こう」と宣言することです。

それは勇気の表明です。資源を新しい未来に投じる勇気です。少しだけ、そして最高のものを投下する。

筆者は、今年、ドラッカー学会内に「マネジメント会計研究会」を設置しました。ドラッカーのマネジメントを起点とした、これまでに存在しない新しい会計をビジョンとして掲げ、「マネジメント会計」と呼び、スタートしました。

「2033年 1000名以上の職業会計人、5000社以上の企業がマネジメント会計を活用している」未来を目指しています。

イノベーションに必要なものは勇気であるとのドラッカー教授の教えを胸に前進します。

 

佐藤 等(ドラッカー学会共同代表理事)

 

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

関連記事