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継続学習の習慣【経営のヒント 751】

「これまで、学校は学ぶ場であり、職場は仕事をする場だった。これからはこの境界が重なりあう」
『経営の真髄』<上>p.274

職場は最後の教育の場だといわれるようになって久しい。筆者も約20年前に社会人で大学院を修了しました。修士論文は、IT企業間の連携と企業価値をテーマにしました。まさに境界が重なっていました。

また大学院で「読書会」という学習スタイルを身につけ、社会に出てドラッカーの読書会を20年以上続けてきました。つまり学びのスタイルを学校から社会に持ち出した訳です。ナレッジプラザは、そのための母体として大学院修了直後に創設しました。

ドラッカー教授は、「今後は、成人の高等教育についても、学校と雇用主が協力していくことを学ばなければならない」とし、学校、成人、雇用主がお互いに刺激を受ける関係性が求められるといいます。

学びとのかかわり方、つまり継続学習の習慣は、知識社会の基本作法といえます。読書会などは、習慣化しやすい形式を備えた優れた方法です。一度、自身の継続学習のあり方、やり方を検討してみてはいかがでしょうか。

 

佐藤 等(ドラッカー学会共同代表理事)

 

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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