自己目標管理【経営のヒント 286】
今日の一言は『マネジメント』<中巻>第34章「自己目標管理」からです。
<ドラッカーの一言>
!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!
あらゆる仕事が組織全体の目標に向けられなければ、
成果は得られない。
!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!
『マネジメント<中>』p.69 1973年 ダイヤモンド社
組織全体の目標、チームの目標、一人ひとりの目標すべてが「隙間なく、摩擦なく、重複なく、大きな全体をつくりあげなければならない」とドラッカー教授はいいました。
これら目標の連鎖を作り上げるのはマネジャーの役割です。
組織の目標を理解し、チームの目標を先頭になって作り上げ、それを個人の目標に展開する手助けをする。マネジャーは、組織の要なのです。
そのために不可欠な道具が自己目標管理です。
・自らの仕事を自らマネジメントできるようになる
・自己管理が強い動機づけをもたらす
・最善を尽くす願望を起こさせる
・目標を上げさせ視野を広げさせる
などの利点を強調しています。
支配やコントロールではなく、セルフマネジメント。自らのために自らをマネジメントするということです。前提にあるものは、仕事を通して一人ひとりが成長することです。そのための道具として自己目標管理は不可欠の道具なのです。大いなる工夫が必要な分野です。
来年の目標を立てる季節になりました。ドラッカー教授の自己目標管理の考え方を身につけて目標達成にまい進して欲しいと思います。
佐藤 等