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自己目標管理【経営のヒント 286】

今日の一言は『マネジメント』<中巻>第34章「自己目標管理」からです。

<ドラッカーの一言>
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あらゆる仕事が組織全体の目標に向けられなければ、
成果は得られない。
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『マネジメント<中>』p.69 1973年 ダイヤモンド社

組織全体の目標、チームの目標、一人ひとりの目標すべてが「隙間なく、摩擦なく、重複なく、大きな全体をつくりあげなければならない」とドラッカー教授はいいました。

これら目標の連鎖を作り上げるのはマネジャーの役割です。
組織の目標を理解し、チームの目標を先頭になって作り上げ、それを個人の目標に展開する手助けをする。マネジャーは、組織の要なのです。

そのために不可欠な道具が自己目標管理です。
・自らの仕事を自らマネジメントできるようになる
・自己管理が強い動機づけをもたらす
・最善を尽くす願望を起こさせる
・目標を上げさせ視野を広げさせる
などの利点を強調しています。

支配やコントロールではなく、セルフマネジメント。自らのために自らをマネジメントするということです。前提にあるものは、仕事を通して一人ひとりが成長することです。そのための道具として自己目標管理は不可欠の道具なのです。大いなる工夫が必要な分野です。

来年の目標を立てる季節になりました。ドラッカー教授の自己目標管理の考え方を身につけて目標達成にまい進して欲しいと思います。

佐藤 等

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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