番外編【経営のヒント 359】
このメルマガが今年最後となります。
359号は、一度合併号がありましたので毎月3回、10年続いた証です。
ナレッジプラザの創業は、2002年7月。
半年の準備期間を経て2003年1月に本格的に活動を開始しました。
メルマガはその時、誕生しました。
ドラッカー教授の思想は、ナレッジプラザの歴史と共にあります。
この号は、番外編としてお送りします。
<ドラッカーの一言>
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優れた仕事ぶりとは、長期にわたり、
多様な仕事で成果を生んでいくことである。
当然そこには間違いも含まれる。
失敗も含まれる。
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『マネジメント<中>』p.101 1973年 ダイヤモンド社
この間、私たちは多くの学びのときを会員の皆さまと共有してきました。
そして多くの方が、成果の大切さを学び、挑戦の日々を送っています。
ドラッカー教授は、成果とは常に成功することではないといいます。
間違いや失敗を許す余地がなければならないといいます。
私たちはこの10年間、ITバブルなど一瞬の閃光を放ち消えていった人たちを見てきました。
長期にわたり成果を生むために真に必要なものとは何でしょうか。
どんなに優れた戦略もビジネスモデルも、おそらく耐用年数は数年です。
私たちはこの10年、普遍性の高いマネジメントの原理を学んできました。
50年前も、今も、おそらくこの先何十年も古くならないもの、それが原理と呼ばれるものです。
原理は方法ではありません。
原理に従った方法を試すのが経営者の役割です。
その結果、間違いや失敗が繰り返されます。
成果に向かっている証拠です。
幸い、ナレッジプラザには300名を超す学びの仲間がいます。
そこには、成果とともに挑戦という名の間違いと失敗が満ち溢れています。
そこでは、疑似体験の機会とお手本を探すことができるでしょう。
ナレッジプラザも北海道から全国にということで、一昨年から東京でマネジメント塾と読書会を行っています。
間違いや失敗を繰り返しながらの挑戦です。
4月からは、新たな挑戦としてドラッカー教授の教えに集中した新しいサービスを立ち上げる予定です。
読書会などに参加できない地域の方の声を反映して、読書会のインターネット中継、ドラッカー教授の著書(エターナル版)を1ヶ月で1章ジックリ読み下すための教材、3分間講義や成果をあげている方との対談などを収録したメディアなどを送りする予定です。
新たな年も成果と挑戦に満ちた年でありますように。
心からのお願いを申し上げ年末のご挨拶とさせていただきます。
佐藤 等