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成果をあげる能力は以下の5つを中核とする【経営のヒント 614】

昨年末からセルフマネジメントの領域の原理が連続して紹介しています。
セルフマネジメントの中核は、以下にあげる成果をあげる5つの習慣的能力です。
今日は前回に続き時間を管理するについてです。

<マネジメントの原理102>
成果をあげる能力は以下の5つを中核とする
1.時間を管理する
2.貢献に焦点を合わせる
3.自分の強みを生かす
4.最も重要なことに集中する
5.成果のあがる意思決定を行う

前回、以下の時間管理のプロセスを示しました。
<マネジメントの原理130>
1.時間使い方を記録、分析する
2.時間(活動)を整理する
3.まとまった時間を生みだす

今日は、前回指摘した時間管理のプロセスの第一、時間の使い方の記録と分析についてです。
時間の使い方の記録の必要性は、時間管理の本質が活動管理にあるからです。
どのような活動に時間を使ったかが重要だということです。
時間は一人ひとりに与えられた資源です。
資源の量の管理よりも重要なのは、希少な「時間」という資源を何に使ったかを知り、
管理することです。
活動を管理する唯一の方法は、その活動を始める・やめる、増やす、減らすという4つ方向で
意思決定し、実行することです。
そのための基礎となる情報が自分の時間雄使い方の記録です。
2週間から1か月ほど、自分の時間の使い方を記録し、分析すれば、一つの傾向を知ることが
できます。
自分の記憶はあてにならないものです。
記憶より記録が重要です。
記録が時間管理のスタートラインです。
効果は絶大です。
ぜひ取り組むことをお薦めします。

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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