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続き時間管理のプロセス【経営のヒント 615】

今日も前回に続き時間管理のプロセスについてです。
今日は「2.時間を整理する」の解説です。
前回掲載した時間管理のプロセスです。

<マネジメントの原理130>
1.時間使い方を記録、分析する
2.時間(活動)を整理する
3.まとまった時間を生みだす

前回も書かせてもらいましたが時間管理の本質が活動管理にあり、そのためには、当該活動を
始める/やめる/増やす/減らすという4つ方向で意思決定し、実行することです。
時間の整理の仕方として第一に心がけるのが、活動をやめることです。
その際、生産性ゼロの活動をやめるのは当然として、非生産性的な活動をやめると考える
ことです。
目的はより生産性の高い活動に時間をシフトさせるためのです。
ただし、生産性ゼロの活動の中には投資的な活動もありますので未来の新しい価値を生み出す
活動は。別の管理が必要です。
投資的な活動は他の活動とのバランスが大切です。

さて、活動をやめることには活動を減らすことも含みます。
また、人に任せるという有力な方法もあります。
これらは一括して廃棄と表現することができます。
廃棄は、新たな活動や重要な活動に時間を投下するための積極的な行為です。
<廃棄→新たな時間の使い方→廃棄→新たな時間の使い方→・・・(繰り返し)>

定期的に、強制的に活動を廃棄することは、自分が陳腐化しないためにも絶対的に必要な行為です。
時間は命そのものです。
つまり時間の使い方を変えることでしか人生は変わらないということです。
どんな活動により多くの時間を使うか。
かけがえのない時間の使い方を見直したいものです。

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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