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最前線のマネジメント【経営のヒント 789】

現場のマネジメントの仕事を可能な限り大きなものとし、最大限の権限を与えるということは、意思決定は可能な限り現場に近いところで行うということである。
『経営の真髄』<下>p.21

「従来の権限移譲の考え方とは根本的に異なる」と断言しました。

いかなる事業を行うかを決めるのは、トップマネジメントです。しかし、仕事を設計するのは実際に活動を行う現場です。

その意味で上層のマネジメントの仕事は、最前線にいる者をサポートするだけです。原則は、あらゆる権限と責任を最前線に持たせることです。そのうえで彼らになしえないことだけを例外的に上層が行います。

ドラッカーは「最前線のマネジメントが組織のDNAである」とまで言います。組織ごとに異なる線引き。貴方の組織はいかがですか。

 

佐藤 等(ドラッカー学会共同代表理事)

 

 

 

 

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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