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マネジメント教育【経営のヒント 792】

人は、仕事に誇りと自己実現という金銭を越えた満足を求める。
『経営の真髄』<下>p.27

この章のテーマは、「マネジメント教育」です。マネジメント教育は、マネジメントをする者が社会に欠かせないからです。「組織とくに大企業が継続して成果をあげていくことが、社会にとって死活問題だからである」とまで強調します。

組織社会化した現代において財やサービスを生み出す代表的なプレーヤーは企業をはじめとした組織です。その組織が継続して成果を出し続けるには、マネジメントする者の存在が欠かせないということです。

「運や偶然に任せるわけにはいかない」とドラッカーは言います。そのためにマネジメント教育という準備が必要なのです。

大企業はもちろん、中小企業にとってもマネジメントする者の存在は欠かせません。後継者不足が叫ばれて久しい日本ですが、マネジメント教育不在のつけが回ってきたとも言えます。運や偶然に任せるか、準備をするか。貴方ならどうしますか。

 

佐藤 等(ドラッカー学会共同代表理事)

 

 

 

 

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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