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成果中心の精神【経営のヒント 819】

組織の精神とは、仲よくやっていくことではない。組織における判定基準は、成果であって仲のよさではなない。
『経営の真髄』<下>p.73

ドラッカーは「成果中心の精神」といいます。しかも凡人が非凡な成果をあげることを目指いています。

そのための「精神」です。精神とは人間の内面的な活動のことです。心の向きといってもよいかもしれません。

その組織に属する人たちの心は成果に向いているのかここで成果は、外の世界における変化だといいます。心は外の世界、具体的には顧客の変化に向いているかが問われています。

組織に属する人たちの仲がよいのは悪いことではありません。優先順位の問題です。成果が上がらない仲のよい組織は考えものだということです。

貴方の組織に属する人たちの心はどこに向いているでしょうか。

 

佐藤 等(ドラッカー学会共同代表理事)

 

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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