成果中心の精神~人だけがもつエネルギーを有効に用いる【経営のヒント 820】
成果中心の精神とは、投入した以上のものを生み出すことである。それはエネルギーを創造することである。
『経営の真髄』<下>p.74
ドラッカーがいう「成果中心の精神」とは、人だけがもつエネルギーを有効に用いることです。投入した以上のものを生み出すことは、物的なエネルギーでは実現不可能です。それは人だけがなしうることです。
精神とは、行動の原理となるべきものです。人の行動・実践なしにエネルギーは創造されません。方向づけされたエネルギーだけが一つの成果を生み出します。
また凡人に非凡な成果を出さしめるためには、一人ひとりの強みを生かさなければなりません。人の強みで弱みをカバーすることでより多くのエネルギーが創造されるからです。
さらに、成果の基準を高く設定することです。それは自己満足を戒め、高みを目指すエネルギーとなるからです。
成果中心の精神とは組織のものですが、基本は一人ひとりの意識に依存していることを確認したいものです。
佐藤 等(ドラッカー学会共同代表理事)