成果をあげるためのマネジメント【経営のヒント 133】
今日は、第3部「成果をあげるためのマネジメント」の第4章「学校を責任あるものにするには」からです。この章も対話形式です。対話の相手は、当時の米国労働総同盟―米国教員連合会の会長を務めたアルバート・シャンカーです。
今日の一言は、本書で繰り返し出てくる、使命と成果に関係しています。
<ドラッカーの一言>
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数百年にわたって私たちは、生徒たちにいかにうまく
学ばせるかということよりも、教師たちにいかにうまく
教えさせるかということを重視してきたわけです。
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『非営利組織の経営』 1990年 ダイヤモンド社
へ~、学校の話か・・と馬鹿にしないで下さい。結構奥深いのです。学校の使命を考え、成果に焦点を合わせれば、生徒はお客様であり「いかに教えるか」はまったくおかしな成果の形だということがわかります。企業に置き換えれば、こんな風に表現できます。「お客様にいかに喜んでもらうかよりも、部下がいかにうまく売るかを重視してきたわけです。」
・・・結構思い当たる節がある表現に仕上がりました・・上出来です(笑)。
この視点、意外と陥りやすいので氣をつけなければなりません。
佐藤 等