ホーム経営のヒント成果をあげるためのマネジメント【経営のヒント 133】

経営のヒント

HINT

経営のヒント

成果をあげるためのマネジメント【経営のヒント 133】

今日は、第3部「成果をあげるためのマネジメント」の第4章「学校を責任あるものにするには」からです。この章も対話形式です。対話の相手は、当時の米国労働総同盟―米国教員連合会の会長を務めたアルバート・シャンカーです。
今日の一言は、本書で繰り返し出てくる、使命と成果に関係しています。

<ドラッカーの一言>
!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!
数百年にわたって私たちは、生徒たちにいかにうまく
学ばせるかということよりも、教師たちにいかにうまく
教えさせるかということを重視してきたわけです。
!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!
『非営利組織の経営』 1990年 ダイヤモンド社

へ~、学校の話か・・と馬鹿にしないで下さい。結構奥深いのです。学校の使命を考え、成果に焦点を合わせれば、生徒はお客様であり「いかに教えるか」はまったくおかしな成果の形だということがわかります。企業に置き換えれば、こんな風に表現できます。「お客様にいかに喜んでもらうかよりも、部下がいかにうまく売るかを重視してきたわけです。」
・・・結構思い当たる節がある表現に仕上がりました・・上出来です(笑)。
この視点、意外と陥りやすいので氣をつけなければなりません。

佐藤 等

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

関連記事