経営とは?リーダーとは?【経営のヒント 116】
『ドラッカーの遺言』も佳境に入ってきました。
第五章は「経営とは?リーダーとは?」です。とても重要なので2回に分けて書かせていただきます。まずは、「経営とは?」についてですが、シンプルに「経営とは、成果を生み出すために行う業務行為である」と定義しています。
そして今日の一言は、その経営の本質について言い表したものです。
<ドラッカーの一言>
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成果を得るために、どんな強みを活かして、
何をしなければならないのか?
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『ドラッカーの遺言』(講談社)より
あらためて「経営とは?」とか「経営の本質とは?」と問うことにとても新鮮さを感じるのは、私だけでしょうか?今日の一言に経営の本質がすべて集約されています。分解すると、ここには次の3つの問いが含まれています。
(2)あなたの事業は何か?
(3)あなたの事業の成果をいかに定義するか?
(4)あなたの独自の強みは何か?
この3つについてハッキリと答えられることが、どんな時代においても大切なことです。さらにドラッカー教授は、この章であらゆる組織に必要な普遍的な質問をあげています。
「目的は何で、その達成のために何をすべきか?」
これも2つに分解できます。
(1)あなたの目的は何か?
(5)あなたの計画は何か?
「・・そのことの理解なしに、経営はただの一歩も歩みを進めることはできません。」
と付言していますから、私たちは心して取り組まなければなりません。
(1)~(5)の順番どおり書いていませんが、私なりに考えている検討すべき順番です。
先ずは(1)の目的は何か=使命は何か、役割は何か、ミッションは何かを問うことからですね。何ごとも“元”が大切です。軸がぶれない経営を目指したいものです。
佐藤 等