ベンチャー・ビジネスのマネジメント【経営のヒント 55】
今日も第15章「ベンチャー・ビジネスのマネジメント」から、計4回目になります。キーワード目白押しなものですからなかなか次に進めない・・。さて、市場、財務ときましたので、やはり今日の一言は、人の問題です。
<ドラッカーの一言>
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あらゆる組織に共通する重要な活動は、二つしかない。
人の管理と資金の管理である。
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新訳『イノベーションと起業家精神-その原理と方法-』(ダイヤモンド社)より
企業の壁は1、3、7などと言われることがあります。1、3、5、7とならないところがミソです。1→3は3倍、3→7は2.3倍。年商3億円の壁、7億円の壁という場合に使われます。等差的に2づつ増やすのではなく、倍々ゲームが必要な時があります。この壁は、管理できる人の能力と関係があると言われています。つまり何度も挑戦しても届かない壁は、人材が育っていない、とりわけ経営人材と呼ばれるトップ・マネジメント層の不在が一因だということです。創業経営者のがんばりの限界ということです。チームによるマネジメントが必要な時=壁にぶつかっている時と考えられます。右腕、片腕など腕前のいい人材の育成が重要です。ドラッカーは、育成には3年かかるといっています。獲得ではなく育成が重要です。
佐藤 等