組織の仕事ぶりを変えるマネジメント【経営のヒント 661】
今日では、一人ひとりの生活が組織のマネジメントの手にかかっている。彼ら(一人ひとりの)の仕事の成果、満足度、自己実現、人間としての成長が、彼らの働く組織のマネジメントの仕事ぶりにかかっている。
『経営の真髄』<上>p.30
マネジメントの巧拙が一人ひとりの生活に影響を与える。いや、生活どころではありません、人生がかかっているといえましょう。
すわ一大事!
しかし、いわれてみれば当たり前のことでもあります。しかるに、われわれはマネジメントのことをあまりよく知らないという現実があります。
マネジメントの仕事ぶりが組織の仕事ぶりを変えます。マネジメントという地位に就く人は、経営のトップだけではありません。マネジャーと呼ばれる人も含まれます。
少なくともこれらの人は、そこに働く人たちの「仕事の成果、満足度、自己実現、人間としての成長」に無関心でいられません。成果に目を向けさせ、成長をサポートし、やりがいを感じてもらう。それがマネジャーの仕事です。
組織は人を幸せにするために人類が生み出した社会的道具です。つまり、生活と人生に大いに関係があるということです。そしてその主役は、マネジメントとマネジャーです。
皆さんが属する組織では、マネジメントという役割を担っている人がマネジメントという道具を用いてどのような「仕事ぶり」を実現しているでしょうか。私自身は、まだまだ学ぶことが多いと反省しきりです。これからもともにマネジメントを学び(身につけ)、成果をあげ続けましょう。