実践するドラッカー 利益とは何か
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実践するドラッカー 利益とは何か
この講座が終わった後、数ヶ月していただいたメールです。
最近、上司や先輩が、部下や後輩を動機づけようとして、
「食っていくためには仕方がないじゃないか。」とか、
「お前らも、良い仕事をして良いクルマ乗りたいだろ?」とか、
「できるだけ動かずに、頭使ってお金を貰った方が得だよね。」
などという発言をして、
かえって部下や後輩がやる気を失って辞めていってしまう・・・
そんな現象が多くの企業で問題になっているようです。
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なぜこのような現象が起こるのでしょうか?
辞めていってしまう部下や後輩の素養の問題だ、と片付けてよいのでしょうか?
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問題は・・・仕事の意味、働く意味、そして
利益の意味を誰も教わってこなかったから。
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企業が利益をあげなければならないのは、
・法律でいわれるような「営利」法人だから。ではありません。
※ここでの営利・非営利の意味は、出資者にとっての営利目的かどうかの意味です。
非営利組織であっても、何らかの形で稼がなければ、
活動を拡げることも、深めることも、続けることもできません。
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・経済学でいうような「企業は利潤動機で動く」。でもありません。
※数学的に解をだすために経済学者がモデルとして作ったものです。
実態に合っているとはいえないことは、すでに多くの人が知っています。
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では、
いい仕事をしていれば、そのうちに利益があがるはずだから・・・。
そう信じて祈っていればよいのでしょうか?
私たちは、
会計上の計算概念にすぎない「利益」というものを
どのように考え、扱っていくべきなのでしょうか?
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答えは、「経営者に贈る5つの質問」としてドラッカー教授がまとめた問いかけの中にあります。
この利益編の内容を中小企業経営者同士で著者から直接学びませんか。
この講座では、私たちが知らず知らずにしている「利益についての五つの誤解」と
これまで十分に考えてこなかった「経営者に贈る五つの質問」を軸に経営の原理原則レクチャーと、それに対応する問いかけのワークを行います。
テキストには「実践するドラッカー[利益とは何か]」を用います。
[利益とは何か]の内容
- ①利益とは何か
- ②われわれのミッションは何か
- ③われわれの顧客は誰か
- ④われわれにとっての成果は何か
- ⑤道具としての「利益」を使いこなす
- ⑥「利益」をマネジメントするということ
- ⑦われわれの計画は何か
◆この講座が目指すもの
□次の時代の経営者、経営幹部を育てたいと考えている企業
□行き当たりバッタリで新事業を展開してしまっている企業
□ミッションや経営理念が単なるお題目になっている企業
□これからの20年を考えている企業
↓
①利益についての誤解を正す
②組織の目的を見直して、事業活動に結び付ける
③自社の事業活動が目指す成果を明確にする
④必要な利益があがる体制をつくる
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◆これまでに受講頂いた皆さまの声
今日、学んだことは何ですか?
ミッションから考える事で、自分・組織の行動が描ける事。
実際に自分の取り組みまでアウトプットする事で、顧客目線で考えられるようになった。
今日、学んだことは何ですか?
成果を目的にとらえがち、質的な成果を測定する意識を持つということが
必要という考え方は現を抱えている会社の問題に対する一提示だった。
今日の感想をお書き下さい。
利益を将来のコストと考えることは自分にとって新しい視点であり、これまで単年度のビジネス収支に注力していたが、
原資から同できるか再考してみたい。
今日の感想をお書き下さい。
学んだあとで、自分でもっと現実に合わせて考えていかないといけないと思ってスタートしたが、そのままでも相当に使える
ポイントやヒント、具体例が得られて良かった。
~利益の本当の意味を知ったとき、成長がはじまる~
“利潤動機”(利益のために!)で、あなたは心から働けますか?
「実は、利潤動機で働くことには違和感を感じていました。
でも、利益の本当の意味がわかったとき、私の中で、働く意味も変わりました。」