≪感嘆する講演≫
今年も残り少なくなり、来年の予定なども氣になりながら日々過ごしています。
さて先週、文化の日にNPO読書普及協会の設立4周年のイベントに参加してきました。会長の清水克衛店長、斎藤一人の一番弟子の柴村恵美子さん、そしてメイン講師は我が北海道から㈱植松電機の専務取締役の植松努さん。いや~久々にというか、この何年かで一番というか…心を揺さぶられる本当に素晴らしい講演会でした。
植松さんは、新聞等で既にご存知の方も多いと思いますが、「思い描く事ができれば、それは実現できる」をポリシーにCAMUI型ハイブリットロケット、小型人工衛星関連機器など宇宙航空関連機器開発及び制作を手がける国内のトップランナーです。なんと次世代スペースシャトル試作機に部品供給をするそうです。
「お金で計れないもの=人間の可能性、これこそが最高に価値あるもの」、「学びは、未来に備えるためにする」、「お金があったら本を買え、知識は人に盗られない。知識は新しいことを生み出す(お祖母ちゃんの教え)」、「やるか、するか、イエスかはい」など数々の言葉を実践体験とともにユーモラスに語りかけてきます。
圧巻は、研究の全部を自社負担で行っていることです。5億円は投入したそうです。産学連携事業にありがちの閉塞感が感じられません。さらに、子供たちに科学の体験を自費で行っていることです。「子供の才能を潰してしまうことは、殺人に等しい」とは、氏の言葉です。あくまでも人の可能性を信じ、追求する姿に大きな拍手を送りたいと思います。私の中の「応援したい虫」がムズムズと動き出しました。この機会を頂戴した読書普及協会の皆さんに感謝申し上げます。
この素晴らしいお話をもう一度多くの方に聞いてもらいたいということと、現場を見てみたいという興味心から12月か1月かにバスツアーを検討しています。ご興味のある方は、当事務所多地までご一報下さい。
3日文化の日の一週前には、今年2度目の禊つきお伊勢参り(正式参拝)に行ってきました。「お帰りなさい」の言葉と笑顔でいつもお迎えいただき、当事務所から初めて参加した清水、福土もすっかり伊勢ファンになったようです。今回は念願かなって一代で巨万の財を作り、若手経営者にロールスロイスをあげてしまった河中社長のお話をうかがうことができました。「この車に相応しい男になれ」といってキーを渡された鈴木社長は、今や世界一の地ビールを作り、世界のビールコンテストの審査員になるまでに成長しました。いつも心が高揚し、素晴らしい時間を過ごせる伊勢に心から感謝です。河中社長のお話は、是非札幌で皆さんに聞いてもらいたいと考えています。来年の楽しみな目標の一つです。では残り少ない今年を楽しみながらよき日を過ごしましょう。
ナレッジアドバイザー 佐藤 等