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≪暑い夏、熱い人々≫

暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。先日の私どもで主催する恒例のビアパーティも盛況のうちに終わりました。この場を借りて御礼申し上げます。

 今年のゲスト講師は、赤平から㈱植松電機の専務、植松努さんをお招きしました。「思うは招く」というテーマで、少年時代からの夢であった宇宙開発に邁進する現在を少年時代からの数々のエピソードを踏まえてお話いただきました。植松さんの宇宙開発の目的は、子供たちの未来を切り拓くこと。「どうせだめ」という言葉をこの世から撲滅すること。チャレンジする大人たち、その姿を見る子供たち。私も出来るかもしれないという大いなる勘違いの創出。北海道への並々ならぬ愛着とともに私たちに勇気と感動を与えてくれました。

 宇宙は儲からないといってはばからない姿に清々しささえ感じさせます。ちなみに植松さんの作った超小型衛星は、すでに地球を回っており、次世代スペースシャトルにも部品供給が決まっているそうです。

 後日行われた、8月7日の小樽朝里クラッセホテルでのロケット打ち上げ体験つき講演も100名を超える盛況振りでした。子供たちの目もキラキラ、大人たちの顔もワクワクでした。ご参加の皆さんありがとうございました。

 さてもう一人、怪人いや「人づくり仙人」をご紹介させていただきます。

 6月末に2年間の任期を終え、海外国際協力隊として派遣先のウガンダから帰国された、野球隊員・小田島裕一さんをご紹介します。先だって凱旋講演を聞かせていただきました。ご存知の方も多いと思いますが森信三先生の
 “1.時を守る、2.場を浄める、3.礼を正す”
 という職場再建の三大原理を持ち込み、見事ウガンダの高校生の心を動かし、整然とプレーする チームに生まれ変わらせました。時計もなく時間を守るという考えもなく、部室のみならず学校中が汚く、練習にも身が入らないそんなチームを、朝来て部室・教室の清掃、野球の練習ばかりでなく本を読むまでに行動を変えることに成功したのです。時計を買い与え、本を取り寄せ、駒大苫小牧高校のビデオを見せ本氣で取り組みました。こうして今年の1月にセントノア高校の生徒たちが日本に、そして北海道にやってきました。今でも駒大苫小牧高校へ練習に向かうバスでの小田島さんの目の鋭さを思い出します。真剣そのもの、野獣の目でした。香田前監督の小田島さんを称える言葉、札幌ドームでの中学選抜と対戦(ゼロゼロの引き分け)、すべて見事なものでした。

 「アフリカの奥地の高校生が日本に来るなんて、宇宙に行くようなむずかしさ」と小田島さんはおっしゃいました。遠藤友彦さんをはじめとした、日本での多くの方々の協力によって実現したプロジェクト。

 一緒に感じ、一緒に楽しませていただきました。
小田島さんは、世界に出て日本がどれだけ恵まれているか、規律正しい国民の凄さが解ったといいます。それなのに働く気力を失った若者たちの問題、どうせだめと諦める無気力な若者たちの増加…。日本の考え方が世界に通じたことで余計に感じる今の日本のふがいなさ。

 当たり前のことを当たり前にやることで自信が生まれ、行動が変わる。そんな活動をこれから日本で展開するとのことです。8月18日札幌ビジネス塾に登場します。乞うご期待!師の一人が、一所懸命にやらなくてもいい、本氣でやることと教えてくれました。
 
 植松さんも小田島さんも人を変えることに使命を燃やして活動しています。日本も捨てたものじゃないと、お二人に触れて感じた1ヶ月でした。

ナレッジアドバイザー 佐藤 等

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