《成果を出すための2時間を作れ》
梅雨のような6月上旬の北海道。2週間くらいは青空を拝めなかったのではないでしょうか。
ここ数日は青空が多かったですね。皆さんがお住まいの地域はいかがでしょうか。
6月に取材を受け、『日経Associe(アソシエ)』の6月号(特集「仕事が速い人」×「仕事が遅い人」
はどこが違うのか)と、それを加工したものが6月24日の「日経新聞」に記事として掲載されました。
私の記事は「ドラッカー流 時間管理術 成果を出すための2時間を作れ」です。
1時間半のインタビューから面白いところをセレクトした結果として「2時間」が
強調される形になりましたが、短い紙面でうまくまとまっていると思います。
時間管理を単なるノウハウとしてとらえ、その入口の手法でつまづき、
時間管理がうまくいっていない人が実に多いと思います。
私の「2時間」発言は、出口に焦点を合わせています。1日2時間、
予定のない時間を創造することを目標にすることで面倒な記録・分析に
あまり時間をかけないというズボラなやり方です。
大事なことは、苦労して確保した時間の使い道です。目的と言っていいでしょう。
目的を決めない時間管理は絶対に成功しません。
その目的のために時間を確保し、使います。
もし1日2時間確保できたら年間700時間を超えます。結構なことができそうです。
なぜ2時間でいいのか。ドラッカー教授がたびたび用いる法則にパレートの法則(2:8の法則)があります。その法則は、たとえば2割の顧客がその会社の8割の利益をあげているという社会現象に関する法則です。2時間は1日の正味の活動時間の2割前後です。
2時間を制すれば8割の成果をあげられるかも…という私の仮説です。
ドラッカー教授の教えを学んでいると原理を用いて様々な実践的なアイディアが湧いてきます。
方法ではなく原理こそが魔法の杖です。このような原理を学ぶ会「経営塾21Next」を
4月に立ち上げました(顧問先様は無料で参加できます)。毎月行っていますので、
ご興味のある方は担当者(松井)にお声掛けください。
ナレッジアドバイザー 佐藤 等