《変過を知る》
8月に入って珍しく札幌も30度を超える暑さが続いています。
暑いのが苦手な私は夏場の出張を極力減らしています。
7月~8月は東京に一度行く以外は、本州行を回避。
涼しい北海道で過ごしています。
今朝の日経新聞は東京に事業所を移転する企業が増えていることを伝えています。
暑いのにご苦労様なことです…と思いつつもその理由は切実です。
地方における市場の縮小と労働力の確保が理由です。
現在、全都道府県で有効求人倍率が1を上回っています。
労働不足による倒産が現実になる中、企業の防衛意識が高まっているということです。
これから省力化、無人化はお金をかけても徹底して行わなければなりません。
私たち会計事務所でもFinTech(金融+技術の造語)の研究を始めました。
会計にどのような影響を及ぼすのか?
たとえば銀行通帳の記帳データやカード明細などのデータは、会計ソフトに取り込むことができます。
電子請求も一般化することでしょう。
そうなればこれも自動で会計処理することが可能です。
今まで人手をかけていたところが省力化・無人化する時代です。
家では掃除機ロボットが動き、店舗には受付ロボットが配置され出しました。
公道における自動車の自動運転も実用化の数歩手前にあります。
私たちの仕事、正しく表現すると作業の一部がロボットや人工知能によって無くなる時代です。
このような時にあって私たちは真に意味ある仕事とは何かを追求しなければならなくなります。
大変化の時代は機会に満ち溢れた時代でもあります。
変化を知ることがスタートになります。
皆さんの周りですでに起こっている後戻りしない変化は何ですか?
P.F.ドラッカーの言葉
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イノベーションは古いものに新しい次元を与える。
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『創造する経営者』p.193
ナレッジアドバイザー 佐藤 等