《12年VISIONの策定》
札幌もようやく秋風が吹き始め、今週からネクタイを着用しました。
そして手元には2017年のマンダラ手帳が届きました。
季節の変わり目を感じるとともに、来年を意識する時季を迎えました。
皆さんはいかがでしょうか。
節目といえば来年、2017年は私たちの事務所の12年ビジョンが最終年度を迎えます。
ビジョンとは長期の目標のようなものです。
到達できたものもありますが、道半ばのものもあります。
目標は方向づけの道具です。
個別の意思決定はその方向づけの中で目的(経営理念やミッション)のために
有効性や経済性などの基準に基づいて行うことになります。
すべてその都度、一から意思決定をしていたら大変です。
2018年から始まるビジョンの策定は一昨年から始まりました。
3年かけて決めることになります。
12年前とは取り巻く環境が一変しています。
資本主義の行き詰まりが叫ばれ、日本では高齢社会到来とともに労働人口の減少に
直面しています。フィンテックなど新しいコンセプトも生まれ、現実に私たちの生活に影響を
及ぼしつつあります。世界は地球温暖化、テロの問題などに直面しています。
このような中、私たちはどのようにこの荒波を乗り切っていけばいいのか。
それに応えるものが12年ビジョンです。
いまどき12年は長いと思われるかも知れません。
しかし3年の中期計画ではこれらの変化を織り込むことは難しいと考えています。
3年は現状の延長戦上にありますが、12年となると人間の脳の違うところを
働かせなければなりません。
予測できないからこそ長期ビジョンが求められます。
定点を作っておくからそこからのズレやブレが見えるのです。
変化を観るには定点が必要です。
今年は9月から検討のミーティングを再開しました。
10月に入ると早々にマネジャー陣と合宿があります。
年末までには概略のビジョンがまとまるはずです。
次のビジョンの到達は2030年です。
今、意思決定するから新しい未来が生まれるのです。
どんな未来が待っているのか楽しみです。
P.F.ドラッカーの言葉
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既存のものは古くなる。
あらゆる意思決定と行動がそれを行った瞬間から古くなりはじめる。
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『創造する経営者』P.10
ナレッジアドバイザー 佐藤 等